じゅうよっつ姫さま,宮城けんじさんの『食堂のツケに泣かされる』という話の続きです. 『撮影所の前に塩瀬という食堂があり,...』という話で最後を締めていますが,東京都豊島区のホームページで『近衛十四郎』を検索したら,以下のような記事を発見しました.
かたりべ36(1994年12月5日)
豊島区立郷土資料館だより
大都映画巣鴨撮影所御用達食堂“塩瀬”
https://www.city.toshima.lg.jp/129/bunka/bunka/shiryokan/kankobutu/kataribe/documents/kataribe36.pdf
顔パスで撮影所の出入りが許されていた塩瀬の娘さんである“みえ子”さんは「近衛十四郎の子供(松方弘樹)は可愛かった。棒切れを持って『エイッ,ヤッ』てチャンバラごっこをしていました」と当時のことを回想されています. また「(塩瀬の)お祖父さん(塩瀬の経営者)が事務所に取り立てに行っていた。」とも述べられております. 借金の取り立て側,取られる側双方が近衛十四郎さんの知人というのも面白いですね. 飲み屋の借金に苦労する月影兵庫や花山大吉の話も,意外とこの件が関わっていたかもしれないと考えると,なんだか楽しくなってきます.
>相談屋の旦那は、不可解な浪人がこのちゃんだと思われます?
自信はまったくありませんが,写真の人物は違うと思います. でも写真に写っている武士が『不可解な浪人』なのかもあやしいです. 役柄的には,近衛十四郎さんは『不可解な浪人』であって欲しいと思いますが.
国立国会図書館には,まだリモートでは閲覧不可だけども,館内ではデジタル化された資料がすぐ見れるし,デジタル化されていない資料もたくさんあります. じゅうよっつ姫さま率いる『大調査団』を派遣したいですね. あっ!,じゅうよっつ姫さまはお城の中からリモートで指令を送るだけにしてもらいますが.
ジイ:『じゅうよっつ姫さま,ジイよっつですぞ. 城抜けはダメダメダメダメダメですぞ!(4?倍厳しく)』